こんにちは。しーちゃん家族です。
皆さまの住んでいる地域の企業や、知り合いが働いている会社にも〇〇工務店という
会社があるのではないでしょうか。
工務店という言葉自体は耳にしたことがあっても、会社の中身については
具体的に説明できない方も多いと思います。
家作りを計画し始めた段階で、工務店は建築関係の会社だと知る機会がありますが、
建築関係の会社といっても様々な種類や形態があるのが住宅会社の特徴です。
そんな種類の多い建築関係の会社のなかで、今回は「工務店ってどんな会社?」について
お話しようと思います。
この記事を読んでいただければ、工務店の魅力や注意点、ハウスメーカーとの違いについて
理解できると思うので最後までご覧いただければ幸いです。
この記事は
①ハウスメーカーと工務店について知りたい方
②住宅会社選びに迷っている方
③家作りはじめたばかりの方
④家作りに興味がある方
に当てはまる方に特におススメです。
①工務店とは
そもそも工務店って何?
どんな会社のことを言うの?
まずは工務店の定義についてお話します。
ズバリ、その会社がある地域や県のみ施工対象エリアとして建築業務を行う会社のこと
を工務店と言います。
もっと詳しく説明すると、
家族経営や少人数の社員で会社を運営し、施工対象エリアが近隣市町村限定としている会社や、
本社だけでなく支店や営業所があり、県全体・隣接県まで施工対象エリアを広げている会社まで
規模は様々ですが、共通して言えることは規模の大小はあれ施工対象エリアに制限がある、
ということです。
また、新築事業だけではなく、リフォームや修繕等の対応をしている工務店もあります。
②メリット
・自由な設計や間取り
→モデルやプランが無かったり、自社工場が無かったりする会社がほとんどなので、
お客さんと0から家作りをするため、間取りや設計、デザインに制限がないケースが多いです。
つまり、お客さんの希望が通りやすく融通がききます。
・費用が安い傾向にある
→大手企業と違いCMなどにかける広告費や雇っている社員の数が少ない=人件費が少ないので、
その分建築費用が安い傾向にあります。
よく安いから逆に不安、という声もありますが、上記の理由で安い場合が多いでしょう。
つまり、大手企業の多くは高額な広告費や人件費のために住宅費用が高い傾向にある。
ただし、工務店の中には本当に手抜きや突貫工事をしている会社もあるので注意や見極めが必要です。
・地域の気候などの特性を熟知している
→その地域限定で住宅建築を行っているので、地域の特徴に詳しく、地域の需要を知り尽くしている
場合が多いため、それがそのまま住宅の性能や設計に反映されやすいです。
つまり、自分達が家を建てて生活する環境や特徴に適した家を建ててもらえる。
・自治体との連携
→地域密着を会社の方針にしていることが多いので、その地域の自治体と連携をとったり、
自治体の政策で補助金(木材仕様やソーラー設置など)制度があれば対象企業として
その地域の工務店が含まれているケースが多いので、補助金等の援助を受けられる場合があります。
つまり、高額な買い物である住宅において、設備購入費用の補助金等の援助を受けお得に家作りが
できる。
・アットホームな雰囲気
→上記の通り地域密着を会社の方針にしていることが多いため、困った時の相談や急なお願い等も
比較的スムーズに対応してもらえる場合が多いです。
しかも知り合いが経営や社員として働いている可能性もあるため、打ち合わせがスムーズに進むこと
も多いです。
つまり、工務店には知り合いがいる可能性があるため、スムーズに家作りを進められる。
③デメリット
・アフタサポートが少ない(短い)
→規模や従業員数が限定されているため、アフターサポートまで行うと限られた従業員の
仕事量が増えてしまうので、大手企業と比較するとサポートが限定的になる場合があります。
また、経営基盤も大手企業と比較すると限定されるので、補償の部分でコストカットされる
場合もあります。
つまり、入居後の保証期間や内容に制限がある可能性が高いため事前アフターサービスについての
確認が必要!場合によっては他社にて補填する必要もあり!
ただし、地域密着を経営方針にすることが多いのですぐに電話対応や現場確認してもらえる
場合ももちろんあります!
・施工に差(ムラ)がある
→ほとんどの工務店では施工する職人による手作業がほとんどなので、職人の技術や精度に
影響されやすいため、同じ家を建てた場合でも差(ムラ)ができる場合があります。
つまり、希望する工務店の口コミやホームページの内容等をしっかり確認し、施工にムラがない会社か
しっかり確認することが必要!
・対象エリアが小さい
→前述の通り会社の規模が小さいため、せっかく良さそうな工務店でも自分の希望する場所が
施工対象外の場合があります。
つまり、せっかく打ち合わせや見学をしても、施工場所によっては対象外の場合もあるので
事前のチェックが絶対必要!
・会社の見極めが難しい
→大手企業と違い世に出ている情報量が少なく施工件数も多くはないため、
その工務店の社長や従業員の質、職人の技術など会社としてしっかりしているか判断しずらいです。
つまり、可能な限りカタログ請求などで情報を集めたり、実際に見学したりして
判断する作業が必要!
④ハウスメーカーとの違い
・コスト
→全国規模のハウスメーカーは広告費や人件費の割合が高いため、建築費用も高くなるやすいです。
つまり、建築費用そのものの安さを求めるなら工務店の方が安い。
・設計や間取り
→ハウスメーカーごと扱っている商品や提携会社の設備が決まっているため、
その中から組み合わせて住宅設計をするのが基本なので、自由度が少なく
オリジナリティに欠けることが多いです。
また、扱っていない素材や設備を希望する場合は通常より費用がかかる場合が多いです。
つまり、完全自由設計でオンリー1の家を作りたいなら、比較的融通がきく工務店がオススメ!
・トータルサポート
→会社の規模が大きいため定期的な点検の期間や回数が多かったり、補償内容や期間も手厚かったり、24時間対応してくれるサポート窓口などトータルのサポートシステムが整っています。
つまり、入居後のサポートや緊急時の対応まで考えるとハウスメーカーがオススメ!
しかも基本的に一貫して自社対応、万が一対応外でも専門業社と連携してくれる!
・住宅外の強み
→家具や家電の会社、金融機関、保険会社など提携や関係があるため、お得に購入できたり、
家具イベントなどに招待してもらたりします。
つまり、自分達で家具や家電を揃えるより安く購入でき、入居のタイミングで必要なものが揃っているため、時間がない方にはオススメ!
また、ローンの手数料や火災保険などの値引きも安くしてもらえやすい。
・精度や期間
→材料の調達や施工過程が統一されていて、自社工場で加工することができるため、
精度や質が一定に保たれ安心できます。
また、工場で家の骨組みや外観の組み立てを行う場合もあるので、
天気の心配や期間の遅れなどの影響を受けづらいです。
つまり、ハウスメーカーの方が施工にムラがないため、入居後の不備やトラブルが少ない!
・展示や見学
→展示場やモデルハウスが多数あり、いつでも見学できるため、そのハウスメーカーの
イメージや特徴を知りやすいです。
また、実際に施工された家の入居前見学を行っている場合もあるので、リアルな家を体験できます。
つまり、そのハウスメーカーの特徴はすぐに近くの展示場や施工された住宅で手軽に見学できる!
⑤まとめ
以上です。
いかがだったでしょうか。
今回は工務店について定義やメリット・デメリット、ハウスメーカーとの違いを説明しました。
工務店の良さ(コストパフォーマンスや自由設計等)はとても魅力的ですが、
大手企業のハウスメーカーと比べて工務店によって、質にムラがあるのは否定できません。
見分け方の一例として、優良な工務店はホームページや窓口がしっかり整備されいてる場合が多いですが、確実とは言えませんし、対象地域だけでも何社も工務店があるため、調べるだけでも大変です。
つまり、工務店のメリットデメリットを知った上で工務店の質を見極め住宅会社選びをすることが重要です!
最後までお読みいただきありがとうございました。